誰にも言えない、話せないって辛い。
心のセラピストさはしひろこです。
言っちゃいけない秘密
話しちゃいけない秘密って
なんとも、もやもやしませんか。
とりわけ子どもの頃に、
周りの大人から
「人には言っちゃいけないよ」
と言われたとしたら、特に。
例えば私の場合。
言ってはいけない秘密を抱えてしまったのは、中学二年生の頃。
その秘密は、父親が自殺をしたこと。でした。
その時の私は、
そうなんだ。言っちゃいけないんだ。
そりゃそうだよね。バレたらどうしよう。
と言う恐怖と、
絶対に?誰にも?例えば、結婚する相手にも?
という恐怖と、
なんでウソつかなくちゃいけないの?
ウソつくって悪いことなのに、隠し事、嫌だな。
という後ろめたさと
そして、
父が亡くなった悲しみ
隠さなきゃいけないことをお父さんはしたんだな。。。
という悲しみ。
そんなもろもろを、ぐっとこらえました。
怖いとか、嫌だとか、悲しいとかも
言っちゃいけないと思ったし。
母や、祖父母、姉、妹、家族みんなが
深い悲しみの中で色んな思いをこらえて、ギリギリに頑張っていたから。
その事実を話せたのは、大人になってからだったかな。
あんまり明確な記憶がないです。
40代の初め頃、心理学を学び始めた時も、
自己紹介の時、
みんなどう思うんだろう、、、とドキドキしながら話した記憶がある。
その時は、隠さず話せたことが嬉しかった。
ふぅって感じだった。
今思えば、
起きた出来事も、もちろんショックだったけど、
そのことを言っちゃいけないんだという
そういう、何か背負ってしまったような
そんな感覚が、もれなくくっついてきたのが辛かったなと思う。
言っちゃいけないから、
その時の感情も、こらえたままだった。
瞬間冷凍して、心の奥底にしまわれていました。
人は、安心できる場で辛かった体験を話したり、
気持ちを打ち明けたりするだけでも
ずいぶん気持ちが楽になります。
それを実感したのは、姉が亡くなった時。
30代後半の頃。
起きた出来事(家族の自殺)は同じ。
でも姉の時は、その事について話せる場があった。
勤め先の上司や同僚は、
事情を知ってくれていたから、隠さなくてよかった。
すごく気が楽だった。
お葬式やもろもろを済ませて出社した時も、
昼休みにお弁当を食べながら
当時の上司(年配の女性)が、さりげなく
「大変だったわね。
お母さんは、大丈夫?」などと、
ぽつりぽつりと話しかけてくれて、私に話をさせてくれた。
その時は、聞かれたことに答えていた
それだけだったけど、
それだけで、ずいぶんと心が軽くなった。
抱え込まないで話す
エネルギーを、溜め込まないで吐き出すことで
こんなに癒やされるのかと、しみじみ思った。
隠さなくていい
自分の気持ちを抑えなくていい
それって、全然違う。
その差分を、身を持って体験したのでした。
カウンセラーのように
あたたかい心で接してくださった上司に
すごく感謝しています。
私のカウンセリングでは、
初回に、まずはお話をじっくりと聴かせていただいています。
カウンセリングで、クライアントさんから、
「これは誰にも話したことないんですが、、、
話した方がいいと思うので、話しますね。」
と、言われる事が度々あります。
「勇気を持って話してくださって本当にありがとう。」
お話を伺う度、心からそう思います。
初めて会う人に誰にも言ったことのない話をするって
すごく勇気がいること。
変わりたい。
悩みを解決したい。
これまでとは違う生き方をしたい。
そう強く思うから、勇気を出して話して下さるのだと思います。
話すことで、それまで抑えていた感情を
少しでも開放してもらえていたらいいなと思います。
そして、二回目以降の心理セラピーでは、
椅子を使ったワークを行って、
抑えていた感情を、さらに深く癒して行きます。
起きた出来事を、言えない、話せない辛さ。
もう一人で我慢しなくていいんです。
話すことって、思った以上にパワフル。
ぜひあなたにも、体験してみてほしいなと思います。
(心のセラピスト さはしひろこ)
heart healing(ハートヒーリング)
名古屋市東区葵3-14-20
エルシドビル5階
(千種駅徒歩5分)
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